定年後の働き方選択で、まず浮かぶのが定年後同じ職場で働く事です。
同じ職場で働くと決めたら、何を重視して選んだのか、後で迷いがないようにしたいです。
このブログは、37年間大手機械メーカーに勤め、60歳定年退職を迎えた筆者“ししとう”が、当事者の目線でお伝えします。
60歳定年継続雇用の安心感
継続雇用は勤め先が、同じ職場環境で決まっているため、安心して対応できます。
仕事を探す必要がなく、一時的でも無職になる心配がありません。
今の勤め先でこのまま働き続けたいという人には、
継続雇用が向いています。
同じ仲間、勝手知ったる仕事、環境変化が無く、リスクが少ない。
新しい人達と人間関係を築く面倒がなく
同じメンバーと変わらず働き続けられます。
そのような働く環境が自分に合っているのであれば、これが一番目の選択になります
継続雇用の現状を見てみる
世の中の流れは、65歳定年に向けて動き出しました。
但し、今現在は、まだ60歳定年がひとつの区切りになっています。
同じ職場で働く継続雇用も、働く環境は、定年前と後では違うという見方をしたほうが良いです。
継続雇用後に求められる、仕事の量と質が、望んだモノと合っているか、見て行くことが必要です。
仕事のやりがいに繋がる部分の確認をしましょう。
自分のアイディアや意見が、仕事に生かされる職場でしょうか。
今の職場で、確認してみるのも良いです。
我が身に置き換えて、推測してみるのもひとつと思います。
仕事の内容が、賃金とバランスが取れているか、
許容できる点を整理してみることが大切です。
納得できていれば良いと思います。
60歳定年を迎える立場になって気づく事
60歳以降は、雇用形態が変わり、給与など待遇面が不安と思います。
定年延長の定着に向けた動きはありますが、
会社による処遇の違いは暫く残ると思うのです。
やはり多くは、待遇の質が下がると思います。
また、継続雇用は期間を定めて契約することが一般的なので
毎年確実に契約更新できるのか、少なからず不安があります。
定年前は、役に就いていた人が、継続雇用後、仕事の決定事項の打ち合わせに加われず、
疎外感を感じるような事になるかもしれません。
少なからず不満点が、表化する事は、考えておいたほうが良いと思います。
まとめ
継続雇用について
・メリットは、すぐに働くことができる、慣れた環境で仕事ができる。
・デメリットとして、雇用形態が変わり、賃金など待遇の質が下がる、
毎年更新の場合、先が見通せないなどがあります。
同じ職場、同じ仕事でも、賃金が下がることを受け入れることが前提です。
下がっても生活に影響が少なければ、問題がないと思います。
また、賃金の低下を高年齢雇用継続基本給付金で補填できるようになったようです。
もう一つ着目したいのは、仕事の質の部分です。
職場の重要事項に加われず、仕事の中身が限定的になった場合、
やりがいを失うことになります。
何のために働いているのか、仕事を通して自分を生かしていきたいという、
本質的な価値を見失います。
これでは、精神的なダメージを受けることになります。
選択肢は、まだあるので、自分で調べ考えて、結論を出していきましょう。
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