【定年世代の必読書】退職後の苦労体験が教訓ととして、定年後の生き方に活かせます!

定年退職後の生き方の参考になった本の紹介です-1

「定年1年目の教科書」を読んで、参考になった内容を元に、
“ししとう”が、理解したものを、紹介します。

先人の書いた本を読むことで、もやもやしたものが、はっきりしてきて
現実に向き合うことができます。

自分は、どうなりたいか、考えるきっかけになりました。

著者の高橋伸典さんは、セカンドキャリアコンサルタントをされています。

著者の高橋さんは、長い間勤めていた会社を、定年直前に早期退職しました。

定年後、就職活動、再就職、再雇用、アルバイトなどあらゆることを経験し、
最終的には、理想の働き方を手に入れられました。

そのリアルな経験を活かし、定年活動真っ只中の100名のアドバイスをされています。

定年を境に、今何をすべきかアクションを取ろうとしている方に参考になる情報です。

このブログは、37年間大手機械メーカーに勤め、60歳定年退職を迎えた筆者“ししとう”が、当事者の目線でお伝えします。

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こころのさまよい

個人の思い

1.安心して生活できるお金を確保したい。
2.フルタイムでなく自由度のある働き方をしたい。
3.孤独にならず、人々との関わりを持っていたい。

本音は、お金に関しての不安が大きいと思います。

例えば、まだ住宅ローンが70歳まで残っている。
子供が成人するまで5年あるなど。

定年退職しても、お金を稼く必要に迫られることもあります。

定年後の生活について不安をあおる情報にあふれています。

具体的に何をすればよいかきちんと説明がされていない。

方向性や考え方は、理解したが、何から始めるべきか、わからない。

定年後の生き方を考える手がかりが欲しいと思いました。

お金の現状を知る

方向性を決める手段として、毎月最低限、どれだけお金が必要なのか、明らかにしてみましょう。

月額の支出と収入の表に、自分の数字を当てはめてみます。

60歳定年後の、支出入の金額を書き入れ、シミュレーションする表

現実を見つめなおし、何をするべきかを考えるきっかけになります。

定年後は、お金の出費をダウンサイジングする。
付き合い、義理、見栄の出費をなくす。
生命保険、医療保険を止める

リスクとクライシスの違いを理解する。

民間の保険は、めったに起こらないけど、起こった場合に大変なことになる事態に備えるもの。

それは、リスクではなくクライシスに備えるものです。

一方、リスクはある程度予測できコントロールできます。

例えば、年齢を重ねるとこんな病気になりやすいというのは、
ある程度予想でき、備えることができます。

自分にとって優先度の低い支出を止めて、優先度の高い方に回し、
楽しくお金を使うようにしましょう。

年金について、知らないことが多いと気づきました

▮年金の注意点1

繰上げをすると、自分が障害者になった時、障害基礎年金を受け取れない。

▮年金の注意点2

繰上げ受給している奥様が、
不幸にして、夫が亡くなった場合、遺族年金が支給されますが、
支給されていた繰上げの年金は支給停止になります。

ダブルの支給はありません。

そして、65歳になった時には、繰上げの減額されたままの支給になります。
また、受け取れなかった分を取戻せる支給はありません。

以上のことから、年金は繰り上げしないように、何かしらの収入が得られる方法が必要と思いました。

さらに、65歳過ぎてからも、収入を得られる方法を作り出す必要性を実感しました。

著者の勧める生き方

独立起業する事を最終的な目標にして、小さくできる事から行動しましょう。

定年退職者は、リスクなく独立起業できます。

起業してよかったことは、
サラリーマン時代と違って、会社から雇われていないので、
時間を自由に使えて、自分の判断で仕事ができます。

定年後サラリーマンが起業する場合、大きな借り入れをしない事が前提です。

いざとなれば、年金生活をすれば良いのです。

この事を守れば、定年後の起業にはリスクはありません。

最低限の年金があります。どんなことがあっても、食べていけなくなることはないのです。

実際は、年金のみに頼るのではなく、
少ない収入を得る手段を、負担がかからない範囲で考えて実行に移します。

少しづつ実績を積み上げていって、最終的に起業の形になっていたという流れが目指すところです。

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理想の生き方、小さく始めるシニアの副業

理想の働き方を手に入れる、シニアの副業例

1.不用品を売る
2.人に教える
3.遊休資産を貸す
4.手作り品を売る
5.相談にのる
6.感想を述べる
7.育児を手伝う

他者に売るものを考えて、少額でよいので、お金を得ることを経験します。

この一連の小さな経験が、起業する時に、参考になります。

収入を得ながら、時間の自由を獲得できる経験ができます。

自分を知る

本当になりたい自分を見つけましょう。

多くの人は、
どんな自分になりたいか、どうありたいか、英語で言う“Be”を考えずに、
何をしたい、どんなことをするべきかの“Do”ばかりで行動してしまいます。

だからDoに、振り回されてしまい、悩んでしまう。
Beをはっきりさせると、おのずとDoは、ついてくる。

誰からも強制されず、なりたい自分を決断したことが、後で大切になります。

自分で決めた事なので、失敗しても、誰かのせいにすることはありません。

失敗をバネにして、次の行動へ移す原動力になります。

■「定年退職後は、可能であれば再就職したいけど、一旦お休みしたい」とお考えであれば・・

貴方に寄り添う『退職コンシェルジュ』に相談もひとつの選択肢です!

再就職から始めた

定年退職後は、独立か、再就職するかをして、お金を稼ぐことになります。

いろいろな仕事を試して、
最終的には、生涯に渡って取り組める仕事を見つけることが目標になります。

定年後の就活は、自分を見つめなおす機会です。

雇用保険の失業手当をもらえる期間を、充電のチャンスと捉えて、
リフレッシュしながらこの先どう生きたいか考えました。

ハローワークは、シニアのサポートが、手厚くなっていて、相談に乗ってくれます。

再就職の企業に採用されるまで

前職より、給与が下がることは、納得し、のみ込んで求職活動を始めました。

実際に、求職活動を始めると、理想ばかり言ってもどこにも就職できないと焦りました。

ほんとは、就職先はすぐに見つかると思っていました。

60歳からの再就職の現実は厳しいものでした。

相手は自分が何者であるかを知りません。

自分はこれができるんですと、先に与えて知らせてあげないと、相手は認めることができません。

あらかじめ、コンサルの資格を取りましたが、就職先の受け皿は少なかったです。

求めた仕事と現実に求められるものとギャップがありました。

競争が少なく、専門性が高い能力は、大企業ではなく、中小企業に活躍の場があります。

前職では、採用担当でした。
同じ職務内容ができる人は他にもいて、会社としては、替えがききます。

再就職先は、前職の1/100の規模、
新しい職場では、採用経験者は無く、自分は、かけがえのない人材と思いました。

但し採用後、自分の経験した職務を超えて、すべてのジャンルの仕事をする事になりました。

再就職した実際の職場での試練

定年退職すると、上下関係は、対等な関係にリセットされます。

この対等な関係になった事の意味を理解しないと、
実際の職場で、年下上司との人間関係に苦しむことになります。

思いがけない試練、業務未経験の年下上司が就くことになりました。

業務の本筋と関連が薄い、重箱の隅を突く指摘や理不尽な指示が続き、精神的に追い詰められました。

若い上司に対して、自分勝手で、偉そうな態度で接すると、
まるで鏡に反射したように、同じ態度で返ってきました。

会社組織の主役は、若手社員です。
シニア社員としての立ち位置を自覚することが大切です。

経験や以前の地位を根拠に、上から目線の態度はしないようにしました。

若手社員に接するときは、前職のやり方を押し付けてはいけません。

理解してもらうよう指導をする時は、その人に成長してもらいたいオーラを醸し出すようにしました。

相手を、理解しようと思って行動することで、自分の気持ちを伝えるようにしました。

若い人には、弱い自分を見せて、失敗談から伝えることもよい方法です。

目標の働き方を手に入れる、業務委託契約へ

仕事の実績を積上げて、認められたら、次のステップへ向けて行動します。

それは、今の仕事を契約社員から業務委託に変えてもらい業務委託契約を結ぶことです。

高年齢者雇用安定法が、2021年改正で業務委託契約の実施が努力義務化しました。

企業にとっては、業務委託契約は、創業支援として努力義務になりました。

企業にとってのメリット
厚生年金と社会保険の負担が無くなることです。

本人にとってのメリット
・8時から5時までの勤務から解放されます。
・出社する必要が無くなります。
・業務委託以外の仕事が自由にできます。

企業側の準備
業務委託の仕事の範囲を、事前に明確にし、明文化する必要があります。

取り決めた範囲外の仕事は依頼できなくなります。

シニアの業務委託の現状は、企業においても、一般的ではありません。
まだ前例がないと躊躇することが考えられます。

業務委託を提案する際は、
いずれは、法令で定めたとおり整備しなければならない事を理解いただくことになります。

企業側のメリットを説明して、自分が交渉する必要があります。

幸せな再就職の場合

再就職がうまく行っていて、楽しく仕事をしている人は、知人の紹介で働いている人が多いです。

50代になって定年が見えてきたら、
業界で、名が知られるようになるぐらい、仕事をがんばるべきです。

知人の紹介は、長時間、時間を共にして実力や仕事ぶり、人柄を理解していて紹介しやすい。

再就職で声がかかるのは、その人の知識、スキルが必要で声がかかります。

再就職は、自由契約になった事、選手が売り込みに行くんじゃなくて、
向こうからトレードの申込があって行く方がいいポジションにつけます。

普段から知人に、60歳定年後は、再就職したいと声に出して伝えておくことが重要です

■「定年退職後は、可能であれば再就職したいけど、一旦お休みしたい」とお考えであれば・・

貴方に寄り添う『退職コンシェルジュ』に相談もひとつの選択肢です!

まとめ

定年退職は、会社勤めから解かれ、
選択と行動できる自由を、手に入れられます。

自分が主体的になり、道を選べる身になったことを自覚しましょう。

新しい自分になるためには、人との関わりを持つ必要が出てきます。

人の集まるところへ進んで飛び込む姿勢を持ちましょう。

先に歩んでいる人たちの実例を知り、自分に取り入れていきます。

有益な情報だけでなく、生き生きとしたパワーをもらうことができます。

サラリーマンの刑期を務め上げたわけだから、あとは自由な事をして楽しんでください。

今回は、
セカンドキャリアコンサルタントの髙橋伸典さんが書いた
「定年1年目の教科書」を読んで、参考になったフレーズを元に
“ししとう”の境遇で参考にしたものを紹介いたしました。

実体験に基づいた本書を、読むことで、
乗り越えなければならない現実とと向き合うことができます。

自分は、どうなりたいか、考えるきっかけになりました。


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