お世話になった上司、社員、同僚へ、定年退職の挨拶をしたい。
・60歳で定年退職をする事を伝える。
・長く会社に勤められたことに感謝していることを伝える。
“ししとう”は、有給消化せず、3月31日まで、通常出勤をしました。
他部門の人で、退職の情報が漏れ伝わった人以外は、
“ししとう”が定年退職するのを知らないと感じました。
いつも通り出社し仕事をしていたので、退職する雰囲気がなかったと思います。
所属部署以外で、かつて一緒に仕事をした人に、
定年退職し会社を去る事を、伝える必要がありました。
3月31日最終出社日に、定年退職の挨拶メールを一斉配信しました。
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このブログは、37年間大手機械メーカーに勤め、60歳定年退職を迎えた筆者“ししとう”が、当事者の目線でお伝えします。
退職の挨拶はメールで一斉配信のみにしました。

“ししとう”が今までお世話になった人は、
全国の営業所、他部門、関連会社、一部海外赴任者がいて、
全員に直接会って挨拶するのは、不可能でした。
退職の連絡を、もれなく、お世話になった方へ感謝の気持ちを伝えるには、
メールで一斉に配信するのが、最適な方法です。
退職のご挨拶の内容は、
これまでお世話になった方々へ、自分の気持ちを簡潔に伝える事にしました。
定年退職する事実を伝えるとともに、
長くこの会社に勤められたことに素直に喜びの気持ちを表す。
お世話になった方々一人一人に支えられて働けたことに感謝の気持ちを伝える
今までの仕事を振り返ると、いろいろと書きたい内容が浮かんできます。
いいことばかりではなく、辛かった事も思い出します。
長く務めることができた事に感謝し、去り際に好印象を残したいと思いました。
退職の挨拶メールの送り方
退職が決まったら、一体いつ挨拶メールを送ればよいか迷ってしまうかもしれません。
社内向けは、これまでの感謝を伝える「最後の挨拶」に近いものです。
そのため、「最終出勤日」に送るのが良いと思います。
有給などを消化し、退職日に出社しない方は、実際に出社する最終日に送ります。
そして、なるべく業務に支障がない時間に送るようにします。
9時~16時は、業務などで大切なやり取りが行なわれる場合も多いため、
“ししとう”は、定時から1時間前と考え、16時配信にしました。
メールを送る相手は、これまでお世話になった方々です。
送付する人を挙げていくとかなり大人数になってしまうかもしれません。
挨拶メールを一斉に送っても良いのか、戸惑うかもしれませんが、
一般的に、行われているので問題ないと思います。
“ししとう”が過去に受け取った先輩方の退職の挨拶メールを確認しました。
皆さん、最終出社日に一斉配信にて送られていました。
一斉送信の場合は、宛先に注意です。
必ず送りたい相手は「bcc」に入れ、自分のアドレスを「To」に入れるのが良いです。
また、必要に応じて、特にお世話になった方には、個別メールを送るのも良いと思います。
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定年退職の挨拶メール文面
実際に配信したメールは、3種類でした。
それを紹介します。
2023年3月31日16時に、3つの文面を用意しメールを配信しました。
1.今までお世話になった社員 250名
2.同期入社の社員 38名
3.所属部署の同僚・上司6名、部署がサポート対象とした営業マン58名、合計で64名
今までお世話になった社員へのメール文面
主題 定年退職のご挨拶
お世話になりました皆様へ
営業推進部
“ししとう”です。
このたび、3月31日をもって、
定年退職いたしますので、ご報告させて頂きます。
本来ならば、直接お伺いしてご挨拶すべきですが、
メールでの挨拶にて失礼いたします。
この会社での37年間は、皆様のご支援を賜り、
仕事を通じて沢山の学びを経験して、
今日まで務めることができました。
本当に感謝です。
今後は、自分のペースで、
ゆっくりと生きて行きたいと考えています。
最後になりましたが、
皆様の益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げ、
ご挨拶とさせて頂きます。
ありがとうございました。
追伸:以下、連絡先を記載させていただきました。
メール:〇〇〇〇@email.ne.jp 携帯:090-××××-△△△△
同期入社のメンバーへのメール文面
主題 定年退職のご挨拶
同期の皆様
営業推進部の“ししとう”です。
このたび、3月31日をもって、定年退職いたします。
この会社の37年間、色々な仕事に携わり、
多くの経験と支援を受けて、今日までたどり着きました。
同期のみなさんの存在が、支えになり、
定年まで勤めることが出来たと思います。
ほんとうに感謝です。
これからは、サラリーマンを卒業し、ゆっくりと生きて行きます。
全ての方に直接、ご挨拶できず、
メールでの挨拶となってしまい、大変申し訳ございません。
追伸:以下、今後の連絡先を記載させていただきました。
同期のメンバーが、集まる際は、お声がけください。
メール:〇〇〇〇@email.ne.jp 携帯:090-××××-△△△△
所属部署へのメール文面
主題 定年退職のご挨拶
セールス担当の皆様
ならびに営業推進部の皆様へ
営業推進部の“ししとう”です。
このたび、3月31日をもって、定年退職いたします。
本来ならば、直接お伺いしてご挨拶すべきですが、
メールでの挨拶にて失礼いたします。
この会社での37年間で、多くの仕事を経験をし、
学びながら、定年まで務めることができました。
特に、本日まで、営業推進部、支援プロジェクトチームにて、
意義ある仕事に就くことができて幸運でした。
その創設メンバーに、加われたことは大変光栄な事と感じています。
私は、定年後、ゆっくりして、自分のペースで歩んでゆきます。
末筆ながら、皆様のご健康とより一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございました。
追伸:以下、連絡先を記載させていただきました。
メール:〇〇〇〇@email.ne.jp 携帯:090-××××-△△△△
挨拶メールにて対応したことについて
社外の人へは、挨拶メールを送りませんでした。
営業職から離れて、3年経過しており、
担当していたお客様はすでに今の営業所担当に引き継いでいます。
あえて、外部のお客様といえば、ホームページのお問い合わせから、
お客様と、直接メールや電話でのコンタクトはありました。
会社を代表しての対応でしたので、同じ部署のメンバーが引き継ぎが可能です。
よって、社外には挨拶メールを送る必要はありませんでした。
社内の人で、お世話になった人が多数いましたが、
直接部署に赴いて挨拶周りは、あえて考えませんでした。
当日は、席にずっといたので、噂を聞きつけた人が、
別れを惜しむように席に立ち寄ってくれる人が、何人かおられました。
内線電話をかけてくれた人もいました。
結果、席に居たほうが、よかったと思いました。

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メール一斉配信の反応
16時に、メール配信して、
すぐに、37名からの返信、地方の営業所の5名からの電話、
別部門の役員が直接、私のところへ訪れました。
メール反響が想像以上でした。
皆さん心温まる返事と、身に余るお言葉をいただきました。
メールの返事を紹介
その中から一通メールの返事を紹介します。
“ししとう”は、3年前まで、4年間、人事異動で、地方の営業担当になりました。
その時にお世話になった、ベテラン女性社員からの返事を紹介します。
お客様や営業から、工具・消耗品の注文を直接受ける、コールセンター担当の一人です。

“ししとう”様
ご無沙汰いたしております。
〇△営業所にいらっしゃった時には、大変にお世話になりました。
定年退職を迎えられるとのことで、驚いております。
本当にお疲れ様でした。
いつもH社様やR社様の案件では助けていただいてありがとうございました。
“ししとう”さんのおかげで、スムーズに部品や工具の手配ができました。
私は個人的に、“ししとう”さんは営業の皆さんのお手本だとこっそり思っていました。
今後のご健勝をお祈りいたします。
コールセンター
オーダーデスク グループ
〇△原 〇□子
“ししとう”が担当した大手顧客の中には、直接、私が対応する必要があるお客様がありました。
その企業から、重大クレームが頻発した時がありました。

“ししとう”は、四面楚歌になり、精神的に追い詰められましたが、
いつも変わらぬ安定感のある対応が、私の心の救いでした。
一番苦しかった時、悲愴な感情に耐えることができ、心のアンカーになりました。
ご本人は、通常業務だったと思いますが、私にとっては、特別な存在でした。
メールの返事をいただいたことに素直に喜びました。
■「定年退職後は、可能であれば再就職したいけど、一旦お休みしたい」とお考えであれば・・
貴方に寄り添う『退職コンシェルジュ』に相談もひとつの選択肢です!退社
定年退職、最後の手続き
IDカード、PCの返却、内線電話の返却、ロッカーキーの返却を
退社直前に、部署の事務の方に、お願いしました。
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定時になり職場を去る時、
ここで、私は予期していませんでした。

突然部署の方々が集まり始めました。
最後の挨拶でした。
部門長からのねぎらいの挨拶、私から感謝の返礼、
花束と記念品をいただきました。
部門長はじめ、部署のメンバー直々に
最寄り駅に近い通用門まで、お見送りを受けました。
2023年3月31日(金)17時30分に、会社の敷地を出て、37年間の会社員人生を終えました。

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